継続的なコスト抑制に加えて、アルコアはアルミ新地金とアルミ製品素材のグローバル市場における自社のポジションを戦略的に見直し、明らかになった問題点に対処しました。アルコアのリストラ活動は第2四半期と第4四半期の利益に悪影響を及ぼしましたが、現在ではそのコスト節減効果が現れ始めています。
今やアルコアは停滞した経済下でも有利に事業を進め、景気が回復すれば利益を出せる体質を整えています。
その一方で、株主の皆様に長期的な利益をもたらす観点から、研究開発投資、適切なエネルギー自給、買収の査定と実施、バランスシートの強化なども進めました。そして、社員の安全確保や地域社会への投資、環境保護も継続して行ってきました。
成長への課題
アルコアでは、全社員からあらゆる改善努力を引き出し、売上と利益の成長を追求する、という姿勢が従来から不可欠とされてきました。変化が日常茶飯事のビジネス環境の中で会社の内部成長を支え、逆境の時代には株主の皆様の利益を守り、好況時にはさらに利益を伸ばせるよう、アルコアでは実証済みの戦略とノウハウに従っています。2001年には、いくつかの買収機会を見送りました。分析の結果、これらの機会はアルコアの利益成長基準を満たしていなかったからです。アルコアでは以前から戦略パートナーを巧みに選別し、賢く買収を行い、買収先とアルコアの相互に有利となるよう統合を進めてきました。今後もその方針は堅持します。
この報告書の「ニュース」の項目に記述されているとおり、アルコアは比較的小規模な提携、買収、売却をいくつか実施していますが、2001年にはこのほかにも成長に向けた大規模なイニシアティブを開始しています。アルコアは中国アルミ業公司(Aluminum Corporation of China:CHALCO)と長期的な戦略提携を結び、世界で最も成長著しい中国のアルミ市場と強固な関係を築いたのです。将来的にアルコアは、中国アルミ業公司が中国の平果に有するアルミ地金とアルミナの工場に50%参加し、中国でアルミ製品素材事業を展開する布石とします。中国アルミとの間では、さらに互恵的な合弁事業の設立も視野に入れています。
お客様第一主義
お客様企業もアルコアに劣らず変化が速く、統合によってグローバル化する企業も少なくありません。そこでアルコアは、お客様企業や社内のビジネスユニットとの関係を管理する方法を大きく見直し始めました。この顧客指向の変化は、アルコア・ビジネス・システム(ABS)とマーケット・セクター・リード・チーム(MSLT)から生まれています。ABSを通じてお客様とのつながりを深めることで、アルコアは選択的なジャスト・イン・タイム納入とサプライチェーン管理の改善を実現しています。他方のMSLTは、アルコアがさまざまな地域や市場で展開する広範な製品やサービスについて、特定顧客への販売と、そのあらゆる営業拠点への納入をコーディネートします。アルコアのグローバルな企業力をフルに生かすのがその狙いです。 |
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| マーケット・チームとは |
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アルコアが新たに導入したマーケット・セクター・リード・チーム(MSLT)制度は、業界、市場セグメント、販売チャネル、特定顧客向け戦略などの開発を支援するものです。各チームはアルコア主要事業の設計、エンジニアリング、生産、セールスを担当し、各お客様の一元的な窓口となってさまざまなソリューションを提案します。MSLTはアルコアの系統的な変革を推進し、お客様とそのお客様の成功を支援します。
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